どうも、娘さんの離乳食の残りが自分のランチになるメンマです。
現在、育休中で0歳の娘さんを育てながら細々とITパスポートの試験勉強をしております。
本シリーズでは社会人4年目、IT初心者の私が過去問を解く中で出てくる用語やシラバス改訂により追加された用語の内、
「この用語、意味分かりづら!」
「この問題、ちょっと待って!」
ってなるような用語や問題について試験に出るポイントを押さえながら、ゆる~く解説していきます。
ITパスポート
・勉強中だけど、箸休めしたい人
・問題を解いた後に解説を飛ばしてしまう人
・具体的な試験内容を知りたい人
この記事を読むことで、「丸暗記が理解に変わる」ようになります。
今回のポイントは2つ!
・同じ分類の用語を表で比較する
・試験で出題されるポイントを押さえる
この記事では、上記2つのポイントを皆さんの代わりにメンマがまとめました!
それでは今回は「サービスマネジメントとシステム監査編」です。
リリース及び展開管理

「管理」とつくけど…
名前に「管理」とつきますが、「モニタリング」しているわけはありません。
「リリース及び展開管理」とは、承認された変更を本番環境に実装させるプロセスのことです。
具体的な作業の内容は主に以下の3つになります。
・サービスの利用者、管理者への変更に関する計画や内容の通知
・システム変更が失敗した際の対策準備
・システム変更の本番環境での実装

今年の試験でも「本番環境での実装」という説明で、リリース及び展開管理が問題に出たよ!
サービスサポートの5つの管理
サービスサポートには「リリース及び展開管理」以外にも4つの「~管理」があります。


この5つの管理は「プロセス」と呼ばれ、それぞれの目的達成のための活動です。
業務において、それぞれのプロセスが独立していることもあれば、プロセスがつながっていることもあります。
例えば上の図のように、システムトラブルが発生した時、復旧は「インシデント管理」で行い、トラブルの原因究明は「問題管理」で行います。
SLM


SLM
サービスレベル(サービスの品質や範囲)を維持・改善するための活動
「開発プロセス」のプロジェクトマネジメントとは異なり、「運用・保守プロセス」のサービスマネジメントは定期的に繰り返し行われます。
サービスマネジメントの1つであるSLMは、
Plan(サービスレベルの合意) → Do(運用) → Check(監視・レビュー) → Action(改善)
のサイクルを回しながら、サービスの維持・改善をしていきます。



試験でSLMを問われるときはサービスの「維持・改善」であったり、「PDCAサイクル」のワードがポイントだよ!
SLMとSLA
似たような言葉で、SLAというのも出てきます。
サービス提供者とユーザの間で交わされる、サービスレベルを明確にした文書。
SLMが実際の活動であるのに対し、SLAはその保証範囲を記した文書になります。


内部統制


4つの業務の健全化
内部統制とは、業務の健全化のためのプロセスです。
では、「業務の健全化」とは何でしょう?
一番に思い浮かぶのは「違法行為・不正」ではないでしょうか?
もちろん、それらも入りますが、実はそれだけではありません。
業務の健全化には4つの目的があります。
・業務の有効性、効率性
・財務報告の信頼性
・資産の保全
・事業活動にかかわる法令などの順守
試験のポイント
ここでのポイントは以下の2つ
・社員全員で行う
・整備と運用の責任者は経営者
この2点が試験でよく問われます。
ITガバナンス


そもそもガバナンスとは?
governance: 統治、管理、支配
(出典: weblio英和辞典)
直訳すると、ITガバナンスは「ITによる統治」ということですね。
ITガバナンスは内部統治の1つの手法で、ITを活用した統治をITガバナンスと言います。



過去の試験ではITガバナンスの目的として、「企業の競争優位性の構築」という言葉が出てきたよ。
職務分掌
職務分業とは、各担当者の役割や仕事の権限を明確にすることです。
具体的には
・申請する人と承認する人に分ける
・特定の人だけで完結する業務を作らない
などがあります。
このように、複数の人が業務にかかわることで不正やミスを防ぐことができます。
まとめ
・リリース及び展開管理: 承認された変更を本番環境に実装させるプロセス
他にもサービスサポートとして「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「構成管理」がある。
・SLM: サービスレベルの維持・改善をするための活動
・SLA: サービスレベルを明確にした合意書
・内部統制: 社内全員で行う業務の健全化。整備と運用の責任は経営者にある。
・ITガバナンス: ITを活用した内部統制
・職務分掌: 各担当者の役割や仕事の権限を明確にすること
いかがでしたでしょうか?
理解しやすいところに引っ張られて、見落としや誤解がないようにしっかり確認しましょう!
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