どうも、娘さんに眼鏡を取られるメンマです。
現在、育休中で0歳の娘さんを育てながら細々とITパスポートの試験勉強をしております。
本シリーズでは社会人4年目、IT初心者の私が過去問を解く中で出てくる用語やシラバス改訂により追加された用語の内、
「この用語、意味分かりづら!」
「この問題、ちょっと待って!」
ってなるような用語や問題について試験に出るポイントを押さえながら、ゆる~く解説していきます。
ITパスポート
・勉強中だけど、箸休めしたい人
・問題と解いた後に、解説を飛ばしてしまう人
・具体的な試験内容を知りたい人
この記事を読むことで、「丸暗記が理解に変わる」ようになります。
今回のポイントは1つ!
・実際に使用されている現場をイメージする
それでは今回は「技術戦略マネジメント編」です。
なんか難しそうな字面ですが、肩の力を抜いて気軽に読んでください!
POSシステム

そもそもPOSとは?
POS: Point of Sale (販売時点情報管理)
商品が売れた時に、その情報がデータとしてサーバに蓄積・管理される仕組み

これだけじゃ、何言ってるのか分からないよ~💦

レジに行ったら必ずやる、あれだよ、あれ!
そう、私たちが一番目にするPOSシステムはあのバーコード、正確にはJANコードを使用したシステムです。
レジはただ商品の金額の読み取り・計算するだけでなく、
購入時の「店舗、時間、価格、個数」を記録、管理するシステムなのです。
これにポイントカードなど個人情報と合わせると、購入した商品の情報として「顧客層」も付け加えることができます。
ここで注意しなければいけないのは、「POSシステム=レジ」ではない、ということです。
レジはあくまでも情報の取得する端末で、ここで取り込んだデータを企業のサーバ・基幹システムに蓄積・管理して、本部にて情報の分析結果をもとに新たな戦略を練ります。
この一連の総称を「POSシステム」と呼びます。

アカウントアグリケーション

アカウントアグリケーション: 複数の金融機関の口座情報を1つの画面にまとめるサービス(口座集約)

え?!こんなん、あるの?!
むっちゃ便利やん!!
お給料が振り込まれる口座、生活費をやりくりする口座、貯金用の口座。。。
自分ひとりでいくつもの口座を持つと、管理が大変ですよね。
そんな悩みを解消するサービスが、このアカウントアグリゲーションです。
このサービスとして特に有名なのが「マネーフォワード」です。

銀行口座の他、普段の家計の記録に加えて、証券会社の口座やクレジットカードと紐づけをすることで、普段の支出から資産全体まで細かく管理することができます。
フリーミアム

フリーミアム: 「フリー(無料版)+プレミアム(有料版)」の造語

無料なのか、有料なのか、どっちだよ!
フリーミアムの大きな特徴は「ベースの機能は無料、追加・拡充のサービスは有料」ということです。
無料版で多くの人に商品やサービスの有用性を知ってもらい、さらにそのサービスの質を求める人に有料版を購入してもらうことで企業側は利益を得ています。
身近なフリーミアムの例としては
『YouTube Premium』『Amazon music』では、動画や音楽の視聴を広告なしで見れたり。。。
『Dropbox』『Google Drive』では、使用できるストレージを増やしたり。。。
実はあなたの周りにも、たくさんのフリーミアムがあります!
暗号資産

暗号資産=仮想通貨
暗号資産: インターネット上で取引される財産的価値のあるもの
つまり、「仮想通貨」のことです。

有名な「ビットコイン」も暗号通貨の1つだよ
日本では「仮想通貨」という言葉の方が浸透していますが、国際的に「Cryoto Assets(暗号資産)」と呼ばれていたり、「法定通貨(円やドル)」と区別する意味から、公式の場では「暗号資産」が正式な名称となっています。
過去問でみる暗号資産のポイント
試験では「暗号資産=仮想通貨」という知識だけでなく、細かなルールについても問われます。
過去問を見ながら押さえておくべきポイントを見ていきましょう!
問題 暗号資産に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア. 暗号資産交換業の登録業者であっても、利用者の情報管理が不適切なケースがあるので、登録がなくても信頼できる業者を選ぶ。
イ. 暗号資産の利用者は、暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け、取引内容なリスク、手数料などについて把握しておくとよい。
ウ. 暗号資産の価格変動には制限が設けられているので、価格が急落したり、突然無価値になるリスクは考えなくてもよい。
エ. 金融庁や財務局などの官公署は、安全性が優れた暗号資産の情報提供を行っているので、官公署の職員から勧められた暗号資産を主に取引する。
( 出典:令和3年度春期 第25問 )
交換業者は登録必須!
暗号交換業者は金融庁の登録が必須です。
どんなに信頼できそうでも、登録がない業者とは安全な取引はできません。
価格が落ちるときは、どこまでも落ちる!
東証では急激な暴落や高騰を避けるため、一日における株価の変動に上下限が設けられています。
一方で暗号資産は値幅制限がなく、大企業の声明や社会情勢などで一日で無価値になったり急騰したりすることがあります。

ちょっと前に、大手アメリカ電気自動車メーカーCEOの「ビットコインでの購入を認めない」との一言で、価格が急落したことがあったよ
公務員が金融商品を進めることは、ありえない!
上に示した通り、暗号資産の価値はかなり大きな変動をすることから「金融商品」として扱われています。
特定の商品を公務員が進めることは、まずありえません!

公務員と名乗る人に進められたら、詐欺だと疑いましょう!
というわけで、正解は「イ」になります。
日本銀行のホームページでも、暗号資産についての解説記事がありますので、気になる方は一度チェックしてみてください。
まとめ
・ POSシステム: 商品が売れた時に、その情報がデータとしてサーバに蓄積・管理される仕組み
・ アカウントアグリケーション: 複数の金融機関の口座情報を1つの画面にまとめるサービス
・ フリーミアム: 「フリー(無料版)+プレミアム(有料版)」の造語
・暗号資産: 仮想通貨
①交換業者の登録が必須
②価格が急落する可能性がある
③公務員が購入を進めることはない
いかがでしたでしょうか?
当たり前ですが、身近なサービスにもちゃんと名称があるんですね。
自分が日頃使っているサービスと関連付けて、覚えていきましょう!
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